とても面白そうかつ便利そうだったので、PythonとHerokuを使ったLINEボットにチャレンジしてみました。ライン上でPythonの入出力ができるので、インターフェイスを準備する手間が省けて非常に便利です。
チャレンジしたのは、サンプルコードがある単純なechoボットですが、いくつかハマるポイントがあったのと、一貫した設定方法を説明しているところが少なかったのでまとめておきたいと思います。
全体的な流れとしては、LINEの設定、Herokuの設定、スクリプトの作成、デプロイとなります。
今回は、LINEの設定についてまとめました。具体的には、LINE BUSINESS ID取得→プロバイダとMessagingAPIチャネル作成→チャネルの基本設定という流れになります。
目次
LINE BUSINESS ID登録からMessagingAPIのチャネル作成まで
① LINE BUSINESS IDにログイン。
※既存のLINEでログイン可能です。なければ別途IDを登録してください。
② 「新規プロバイダー作成」をクリック
③ 「プロバイダー名」を入力(今回の例:python_LINEボットテスト用)し、「確認する」をクリック
④ 「作成する」をクリック→プロバイダー作成完了
⑤ 作成したプロバイダーを選択し、MessagingAPIの「チャネルを作成する」をクリック
⑥ アプリ名(今回の例:オウム返し)とアプリ説明(今回の例:入力した言葉をオウム返しするアプリ)を入力
⑦ 「DeveloperTrial」と「フリー」の2種類からプランを選択。今回のオウム返しアプリ用にはどちらでもよいが、Developer Trialを選択した。
※DeveloperTrial利用時は追加可能友達数は50人に制限されるが、PUSH通知ができる。他プランへの切り替えやプレミアムIDの購入は不可。一方、フリーは人数制限はないが、PUSH通知ができない。
⑧ 「大業種」、「小業種」を選択。個人で問題ない。
⑨ メールアドレスを入力
⑩ 同意文書を読み、「同意する」をクリック。
⑪ 同意項目2つにチェックを入れ、「作成」をクリック。
以上でチャネル作成が完了です!!
次は作成したチャネルを選択し、チャネルの基本設定をしていきます。
チャネル基本設定
① 「Channel Secret」の項目に記載されている文字列をメモしておく。Herokuサーバー設定時に使用します。
② 「アクセストークン(ロングターム)」の項目にある「再発行ボタン」をクリックし、生成された長いランダムの文字列をメモしておく。こちらも後程Herokuサーバー設定時に使用。
③ 「Webhook送信」の項目にある「編集」をクリックし、「利用する」にチェックを入れ、「更新」をクリック。
④ 「Webhook URL」の項目は現時点は触りませんが、Heroku設定後に編集します。
⑤ 「自動応答メッセージ」の項目にある「編集」をクリックし、「利用しない」にチェックを入れて「更新」をクリックする。
以上で最初の設定は完了です。
次はHerokuサーバーの設定をしていきます。