matplotlibでerrorbar
を使用してエラーバー付きグラフを作成する方法を整理しました。
グラフをPythonの標準GUIツールであるTkinter内に表示させる例となっており、matplotlibとnumpyがインストールされていれば利用できます。matplotlibのグラフをTkinter内に表示させる方法については、こちらをご覧ください。
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エラーバー付きグラフの作成
errorbar
を使用してグラフを作成する際、yerr
またはxerr
に値を設定することでエラーバーを表示させることができます。以下の例では、yerr
、xerr
、およびその両方に0.5を設定したときのグラフ表示例となります。
実行するとエラーバー付きグラフが表示されます。エラーバーの値はすべてのポイントで0.5となっています。
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ポイントごとにエラーバーサイズを変える場合
データと同じ長さのエラー値をyerr
またはxerr
に渡すことで、プロットポイントごとにエラーバーの値を変えることができます。以下の例では、x値の10%分をy側のエラー値として設定しています。
実行するとポイントごとにエラーバーのサイズが変化したグラフが表示されます。
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片側・キャップ付きエラーバーを表示させる方法
片側だけのエラーバー付きグラフを作成するためには、uplims(xuplims)
またはlolims(xlolims)
をTrueにします。これにより、それぞれマイナス方向またはプラス方向のみにエラーバーを表示させることができます。
また、capsize(デフォルトで0)
に数値を設定することで、エラーバーの末端にキャップを付けることができます。以下に、片側だけのエラーバーとキャップ付きエラーバーの表示例を示します。
matplotlib_errorbar_limit and capsize setting
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オプション一覧
使用頻度の高いオプションを以下に示します。
オプション | 説明 |
---|---|
yerr, xerr | エラーバーの値の設定。x,yと同じ長さのデータを設定することで個別に設定が可能。 |
uplims(xuplims), lolims(xlolims) | Trueにするとそれぞれマイナス側またはプラス側のみにエラーバーが表示される。エラーバーの形状は自動で矢印になる。 |
capsize | デフォルトで0。値を設定するとエラーバーの末端にキャップが表示される。 |
fmt | マーカー、線種、色の設定。plotと同様に文字列で設定が可能。 |
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