matplotlibでscatter
やplot
を使用する際の、マーカー・線種・色の設定方法を整理しました。
グラフをPythonの標準GUIツールであるTkinter内に表示させる例となっており、matplotlibとnumpyがインストールされていれば利用できます。matplotlibのグラフをTkinter内に表示させる方法については、こちらをご覧ください。
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マーカー設定一覧
scatter
の時はオプション名marker
に指定の文字列を渡すことでマーカー設定を行います。また、plot
使用時はx, yの後に直接指定の文字列を渡すことでマーカー設定が可能です。
以下、すべてのマーカーを使用してグラフを作成した例を示します。使用できるすべてのマーカーの文字列と名称は辞書型にして使用しています。(7~30行目)
matplotlib marker setting list
実行すると各種マーカーが表示されます。凡例にはマーカーの設定文字列とその名称が記載されています。
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線種設定一覧 (plotのみ)
plot
使用時はマーカー間の線種設定も可能です。マーカーの時と同様に、x, yの後に指定の文字列を渡すことで設定できます。線種は全4種類が準備されています。使用できるすべての線種の文字列と名称は辞書型にして使用しています。(7~12行目)
実行するとすべての線種を用いたグラフが作成されます。凡例は線種の設定文字列とその名称が記載されています。
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SingleLetterCodeによる色設定
scatter
とplot
で作成したグラフの色を設定する方法は複数ありますが、ここではSingleLetterCodeによる設定方法を紹介します。matplolibでは、色設定のための文字(SingleLetterCode)が全8色分用意されています。
scatter
使用時は、パラメータc
に対して文字列を渡すことで色の設定が可能です。plot
使用時はx, yの後に指定の文字列を渡すだけで設定できます。
以下に、plot
を用いて各色のグラフを作成する例を示します。使用できるすべてのSingleLetterCodeと名称は辞書型にして使用しています。(7~16行目)
matplotlib color setting with single letter code
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組み合わせて設定(plotのみ)
plot
使用時は、マーカー・線種・色(SingleLetterCode)を一括して設定することができます。マーカー:四角(s)、線種:点線(--)、色:黒(k)の場合は以下の通りになります。
ax.plot(x, y, "s--k")
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