matplotlibのscatter
を用いて散布図を描画する方法を整理しました。
グラフ領域の生成にはsubplots
を使用し、tkinterを用いて表示を行っています。subplotsの使用方法はこちら、tkinterにグラフを表示させる方法はこちらをご覧ください。
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scatterによるグラフの描画
scatter
を使用すると、マーカーによる散布図を作成することができます。plot
でも同様の散布図を作成できますが、一つ一つのマーカーに対して色・サイズを設定可能である点がscatter
の利点となります。
一方、マーカー間の補完線を表示させることはできません。補完線付きグラフを作成する場合はplot
の方を使用する必要があります。また、plot
の方が処理自体も高速なので、マーカーの色・サイズ設定が不要である場合はplot
の方を使用したほうがよいでしょう。
以下に、scatter
を用いてマーカーの色・サイズを指定して作成したグラフ例を示します。
How to create scatter graph by matplotlib
グラフを2個横並びで表示させており、左側はs
オプションでマーカーサイズの設定を行っています。データと同じ長さのサイズデータを入力することで、一つ一つのマーカーサイズを指定することができます。(20~21行目)
右側はc
オプションでマーカー色を設定しています。同様にデータと同じ長さの色データを入力し、個別にマーカー色の設定を行っています。(24~25行目)
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オプション一覧
よく使用されるオプションを以下に示します。
オプション | 説明 |
---|---|
s | マーカーサイズの設定 |
c | マーカー色の設定 |
data | 辞書型やPandasのDataFrame型データ用 |
marker | マーカー種類の設定 デフォルトで"o" |
alpha | マーカーの透明度設定 0~1で設定(0で透明) |